治療を進めることが難しい患者さまのための
もうひとつの診療方法

アン・テフン代表院長と全身麻酔診療スペース
全身麻酔下の歯科治療は、患者さまの意識と動きをコントロールした状態で治療する方法です。
診療への協力が非常に難しい場合や、ほかの方法では治療を進めることが難しい場合に、事前評価を経て適用を検討します。

一般的な診療が難しい場合は、
全身麻酔の適用の可能性を評価します。

事前評価のうえ決定

治療範囲と全身の健康を評価し、期待できる点とリスク、
回復過程まで十分にご説明したうえで計画を立てます。
全身麻酔は利便性だけで決めることはありません。

ソウルコリア歯科 診療室
01

まずほかの診療方法を検討します

一般診療、行動調整、笑気ガス、意識下鎮静など、ほかの方法の適用の可能性もあわせて確認します。

02

治療範囲をあわせて計画します

複数の歯の治療が必要な場合は、1回の麻酔でまとめて行えるかを検討します。範囲は全身の状態と予想される治療時間を考慮して決めます。

全身麻酔での診療を検討できる場合

このような場合はご相談ください

  • 歯科への恐怖や嘔吐反射が強く、診療を続けることが難しい場合
  • 障がいや発達の特性などにより、診療への協力が非常に難しい場合
  • 複数の歯の治療が必要な場合や、手術の範囲が広い場合
  • 局所麻酔が十分に効かない場合や、持病のため長時間の診療を受けることが難しい場合
  • 一般的な診療方法では安全な治療が難しいと判断される場合

適用の可否は、全身の健康、必要な治療範囲、予想される治療時間、ほかの診療方法の適用の可能性を総合的に判断して決定します。

麻酔の担当と
状態の観察

全身麻酔は麻酔科の医療陣と連携して行い、
麻酔から回復まで脈拍・血圧・心電図・酸素飽和度などのバイタルサインをリアルタイムで確認します。

治療の前に、十分にご説明します

期待できる点とリスク、回復過程までご説明したうえで計画を立てます。

ソウルコリア歯科 受付と待合スペース

期待できる点

協力が難しい患者さまでも治療を進められるかを検討し、必要な治療を1回の麻酔でまとめて行えるかを計画します。

リスクと限界

全身麻酔には薬剤への反応、呼吸・循環の変化などのリスクが伴う場合があり、すべての患者さまに適用できる方法ではありません。

ほかの診療方法

事前評価の結果に応じて、一般診療、行動調整、笑気ガス、意識下鎮静など、ほかの方法をご案内することがあります。

全身麻酔での診療4つのステップ

01
事前検査

全身の状態を確認する内科的検査を行います。必要に応じて、他の医療機関の所見をお願いすることがあります。

02
全身麻酔の実施

麻酔科の医療陣と連携して全身麻酔を行い、バイタルサインを確認します。

03
歯科治療

ご相談で計画した範囲の歯科治療を行います。

04
回復後のご帰宅

回復状態を確認し、さらに回復が必要な場合は入院室で回復した後にご帰宅いただきます。

入院室と回復

全身麻酔での診療は、治療を受ける時間だけでなく、
治療後の回復過程まであわせて計画します。

ソウルコリア歯科 入院室
  • 治療後にめまいなどでさらに回復が必要な患者さまは、独立した入院室で回復した後にご帰宅いただきます。
  • 入院室の利用の有無とご帰宅のタイミングは、治療後の患者さまの状態に応じてご案内します。
  • 保護者の方に、回復の過程とご帰宅後の注意事項をご説明します。
入院室のご案内を見る

入院の要否は、すべての患者さまで同じではありません。
患者さまの状態に合わせて回復とご帰宅をご案内します。

麻酔・鎮静診療のための
設備と緊急時への備え

機器は、患者さまの状態と診療方法に応じて使用します。

針の代わりに圧力で麻酔液を届ける

無針麻酔器

注射針の代わりに圧力を利用して、麻酔液を歯ぐきに浸透させる機器です。
適用部位と状況によって、使用の有無が異なります。

無針麻酔器
注入速度と圧力を一定に調整する

コンピューター制御麻酔器

麻酔液が注入される速度と圧力を
機械が一定に調整する機器です。

コンピューター制御麻酔器
骨の内側に麻酔液を注入する

骨内麻酔器

歯の周りの骨の内側に、麻酔液を直接注入する機器です。
治療部位と状態に応じて使用します。

骨内麻酔器
注射前に歯ぐき表面の感覚を鈍くする

表面麻酔ジェル

麻酔注射の前に歯ぐきの表面に塗る、リドカイン成分の表面麻酔薬です。

スケーリング時のしみる症状を和らげる

麻酔うがい液

スケーリングの前に口の中をすすぎ、しみる症状を和らげるリドカイン成分のうがいタイプの麻酔薬です。

酸素と亜酸化窒素を混合する

笑気ガス装置

酸素と亜酸化窒素を混合した気体を、
鼻から吸入できるように供給する装置です。

笑気ガス装置
鎮静薬を一定の速度で投与する

シリンジポンプ

意識下鎮静の際、静脈内鎮静薬を
決められた速度で投与する機器です。

シリンジポンプ
バイタルサインをリアルタイムで表示する

生体情報モニター

脈拍、血圧、心電図、酸素飽和度を
診療中にリアルタイムで表示します。

生体情報モニター
呼吸状態を確認する

EtCO2測定センサー

呼気中の二酸化炭素濃度を測定し、
鎮静・麻酔中の呼吸状態を確認します。

EtCO2測定センサー
緊急時に備える

救急医薬品・気道確保器具

鎮静・全身麻酔中に起こりうる緊急事態に備え、
救急医薬品、拮抗薬、気道確保器具を備えています。

救急医薬品・気道確保器具
心臓の緊急事態に備える

AED(自動体外式除細動器)

心臓の緊急事態に使用できる
AED(自動体外式除細動器)を備えています。

AED(自動体外式除細動器)
全身麻酔中の呼吸と麻酔を管理する

全身麻酔器

全身麻酔中の呼吸と麻酔ガスを管理する装置です。

全身麻酔の前後の準備・回復のご案内

安全な診療のために、以下の内容をご確認ください。

  • 絶食

    全身麻酔の前には、一定時間の絶食が必要な場合があります。水や飲み物にも指示が適用される場合がありますので、ご案内した絶食時間をお守りください。

  • 服用中のお薬

    服用中のお薬は自己判断で中止せず、ご予約・ご相談の際にお薬の種類と服用時間をお知らせください。

  • 健康に関する情報

    全身疾患、アレルギー、過去の手術や麻酔の経験、他の医療機関での検査結果と診療記録を事前にお知らせください。

  • 保護者の方の同伴

    全身麻酔を検討する場合、保護者の方への説明と同意が重要になることがあります。同伴の要否はご予約の際にご案内します。

  • 回復後のご帰宅

    診療後に回復状態を確認したうえでご帰宅をご案内し、ご帰宅後の注意事項は診療当日にご説明します。

  • 適用の可否

    適用できるかどうかは、ご相談と事前評価を経て決定します。全身麻酔は利便性だけで決めることはなく、ほかの診療方法が可能かどうかも併せて検討します。

よくあるご質問

ほかにも気になることがあれば、お電話またはご予約時のご相談でお問い合わせください。

Q歯科の意識下鎮静と全身麻酔はどう違いますか?

一般に「睡眠治療」とも呼ばれる意識下鎮静は、薬剤を用いて不安や緊張を和らげながら診療する方法で、ご自身で呼吸し、簡単な会話や指示に反応することができます。全身麻酔は患者さまの意識と動きをコントロールした状態で治療する方法で、準備の過程やモニタリングの方法にも違いがあります。患者さまの健康状態と治療範囲に応じて、適切な方法を決定します。

Q障がいのある方の歯科診療で、全身麻酔はどのような場合に検討しますか?

障がいがあるからといって、必ず全身麻酔で治療するわけではありません。まず一般診療や行動調整で治療できるかを確認し、笑気ガスや鎮静法でも安全な診療が難しいと判断される場合や、診療への協力が非常に難しく治療範囲が広い場合に、全身の健康と治療範囲を評価したうえで全身麻酔を検討します。

Q全身麻酔下の歯科治療の前に、どのような情報を伝えるべきですか?

全身疾患、服用中のお薬、アレルギー、過去の手術や麻酔の経験、他の医療機関での検査結果と診療記録をお知らせください。普段のコミュニケーションの方法や、落ち着くのに役立つ行動や物をお知らせいただくと、準備に役立ちます。絶食時間と服用中のお薬に関する指示は、ご相談の際にご案内したとおりにお守りください。

Q複数の歯を全身麻酔で一度に治療できますか?

複数の治療が必要な場合は、1回の麻酔でまとめて行えるかを検討します。ただし、治療範囲と時間は全身の状態、予想される治療時間、回復過程を考慮して決めるため、すべての治療を一度に行えると断定することはできません。

Q全身麻酔後の入院とご帰宅はどのように決めますか?

治療後の回復状態を確認し、ご帰宅のタイミングをご案内します。めまいなどでさらに回復が必要な場合は、独立した入院室で回復した後にご帰宅いただきます。入院室の利用の有無は、ご相談の過程と治療後の患者さまの状態に合わせてご案内します。

Q鎮静法や全身麻酔の前には絶食が必要ですか?

鎮静法または全身麻酔の種類によっては、一定時間の絶食が必要な場合があります。食べ物だけでなく水や飲み物、服用中のお薬にも別途の指示が適用される場合がありますので、医療陣がご案内した準備事項と絶食時間をお守りください。服用中のお薬は自己判断で中止せず、ご予約とご相談の際にお薬の種類と服用時間をお知らせください。

診療方法にお悩みでしたら、
まずはご相談ください。

患者さまの状態と必要な治療を確認したうえで、可能な診療方法をご案内します。